【ほっつき歩く②】
遅い目の昼食を取り、街中をほっつき歩く。一生懸命に観光するつもりはないし、有名観光スポットなんかはどうでもいい時が多い、気ままなものだ。だがチェンマイではお寺巡りは必須だ。
【チェンマイ都市守護柱(サオ・インタキン, City Pillar Shrine, หออินทขีล ศาลหลักเมืองเชียงใหม่】
お寺巡りを続けよう。通りから入るとチェンマイ都市守護柱(サオ・インタキン, หออินทขีล ศาลหลักเมืองเชียงใหม่, City Pillar Shrine)を祀るウィハーン・インタキンがある。内部一面に描かれた壁画の繊細なタッチに圧倒される。私は「ひと」よりも「人が丹精を込めて作り上げたモノ」に惹かれるのだ。ちなみに内部は女人禁制である。
時間をかけ食い入るように見ていたつもりであったが、もっと丁寧に多く画像を撮ってくればと、帰国後に悔やまれた。
【ワット・チェディ・ルアン(Wat Chedi Luang, วัดเจดีย์หลวง วรวิหาร เชียงใหม่)】
サオ・インタキンを出て、さらに奥へ進むと巨大な建造物が姿を現す。その巨大な仏塔が寺であり、その建立は1391年。現在の仏塔は1545年の大地震により先が損壊し、後に修復が行われたとのこと。歴史のある石の巨大物は何かの力があるのか。時としてパワースポットと呼ばれている。ぐるりと周囲を一周してみよう。巨大な物体が時空を歪めるということを肌感覚で理解できそうな気がした。
その奥のお堂に涅槃仏を見つけた。じっと見入る。「そんなシャカリキになって、組織のために働いても報われる訳ではないで。はじき出されて、雇用契約切れたら、それまでや」
悟りを開いたとは思えない私でもそう感じるのは勝手だろうか? そう、シャカリキ、釈迦力なのである。
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