【なはすみ】沖縄県那覇市在住?をやってみた! ⓪ 準備編

【FIRE】

【はじまり】

 元号が変わり、すでにコロナ3年 (2022) のゴールデンウィークが明けた。まだまだコロナ禍の日本である。そろそろ旅に出たい。飛行機に乗って出かけたい。行き先はただひとつ、「沖縄」である。

 サラリーマンをやっていた頃、沖縄への出張で度々出かけていた時期があった。毎月ではなかったが、一回の出張で2~6日、年間のトータル滞在期間は1ヶ月程度だった。気象状況に左右される仕事であったので土日は関係ない。通常業務に加えての出張である。週末は沖縄に出張し、平日は通常業務と、まともに休息日が取れないこともあった。

 コロナ禍前の那覇空港はいつも観光客で溢れかえっていた。夏は浮かれた若者と家族連れの観光客に紛れ、冬の季節はその暖かい気候にほっとした。内地とは異なる不思議な高揚感と太陽の眩しすぎる光量。楽しい余暇を過ごす場所に出張するというギャップにいつも違和感を感じていた。リラックスする場所でテンションを上げなけばならない。どう考えても沖縄への出張はいつも特別なものであった。

 そのプロジェクトは、いわゆる「とにかく早く取り掛かれ、やってみろ」案件であった。その期間は5年程度の計画。不確定要素が多く、うまく行く確率は低いと推測していた。しかし、取引先からの要望もあり、押し切られるような状況で始まった。

 確かに沖縄の地に出向き、沖縄の方々と仕事ができることに魅力を感じたことは否めない。頭の中に「プロジェクトX」のテーマ、風の中のすばる ♪ ~ と流れたことも間違いない。だがうまく行かなければ現場担当者の能力不足とされ、責任を問われる不安が常に付きまとっていた。

 5年を超えてもうまく行かず。結局、プロジェクトは頓挫した。

 総じてこの失態は、私を疲弊させ、セミリタイヤへと導いた要因のひとつである。だが、沖縄独特の文化や風土、そして人々とのふれあいの魅力に惹かれていった。それは皮肉にもすでにセミリタイヤした私にとっての大きな財産となっている。

 観光で訪れるだけで満足であったはずなのに、もう訪れる必要ないのに。時すでに遅し。沖縄病に罹患し、発症していたのであった。


【だったら那覇市内でワーケーションをやってみれば?】

 ノートPC持参でネットに繋がればいつでも仕事ができる。もはや時間と場所に縛られる必要はない。サイドFIRE民の特権である。6月末の時期、沖縄は梅雨明けの頃。しかもコロナ禍で海外からの観光客は少なく、さらに夏休み前であるため航空券や宿泊費も安くなっているはずだ。

 3年振りの航空機への搭乗は日本航空 (JAL) に決めた。実はコロナ禍前は、マイルを貯めるため、 JALカード(年会費2,200円・税込)を保有、さらにショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円・税込)に加入していたのである。

 コロナ禍によりJALマイレージの有効期間が延長。しかも1.5倍でeJALポイントに交換、利用が可能であった。JALのダイナミックパッケージで航空券とホテルを検索すると、リーズナブルな料金が現れる場合があるので確認が欠かせない。

 日程を見ながら、関西国際空港 (KIX) -那覇空港 (OKA) 、往路は昼便、復路は夕方便の条件。滞在先を那覇市内としたところ、往復の航空券と「ロコイン那覇」滞在5泊(朝食なし)で30,800円(税込)という信じられない料金が現れたのでここぞと即決した。

 以前、出張していた頃の滞在先は名護市内だったので、那覇市には土地勘があまりない。ただ「ロコイン那覇」は国際通りのある市内中心部から少し離れている。決して便利ではないことは承知の上である。だが、たった6日間の短期移住、住むように滞在するのであればロケーション選びに問題はないだろう。

 出発までまだ1ヶ月ほど。那覇市内のコロナ感染状況が気になるところであるが、3年振りの訪沖、手配が完了した。

【なはすみ】沖縄県那覇市在住?をやってみた! ① 出発編 →

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