【タイ旅】タイでワーケーションをやってみた!⑥ バンコク・ほっつき歩く編

【FIRE】

【ほっつき歩く①】

 時計は午前11時を周り、PC作業を終える。昼飯はどこで食べようか?このまま部屋で過ごしてもいいのだが、バンコク滞在2日目でいくらなんでも勿体ない。昼飯にチャイナタウンまで出かけるとしよう。

ViaBus

 ARL(エアポートリンク)の Ramkhamhaeng(ラムカムヘン)までバス移動。Google map 上のバス停をタップして現れるバス時刻表も便利ではあるが、バンコク市内はスマホ・アプリ ViaBus の方が優れもの。位置情報から最寄りのバス停が表示され、行先を指定するとバスの位置と路線情報がリアルタイムでわかる。これでバンコク市内の複雑怪奇なバス路線が便利な移動手段となるはずだ。

 近所のバス停 (Pridi Banomyong 43) から乗り、Ramkhamhaeng まで移動、バスだとほんの数分である。運賃は15バーツ。ARLの Ramkhamhaeng から隣の Makkasan(マッカサン)まで移動(15バーツ)する。ここでMRT(地下鉄)に乗り換える。MRTの Phetchaburi(ペッチャブリー)から Hua Lamphong(フアランポーン)まで移動。運賃は31バーツだった。市内中心部から離れた所に住んでいると、電車を乗り継いで行かなければならない。わかっていたことではあるがやはり不便さを感じるところ。

 チャイナタウンへ行く前にタイ国鉄の Hua Lamphong の駅舎を見たい。タイ国政府観光庁日本支局が運営するウエッブサイト AMAZING THAILAND によれば、「2021年12月23日をもって全ての列車の運行を終了すると報道されていたが、当面は近郊列車を中心に1日あたり約22本の列車の運行が継続している。」と記事にあった。2022年10月現在では運行されているようだった。

 バンコクを訪れるとタイ国鉄のフアランポーンの駅舎に足が向く。初めて来たのは22年前。もう駅としては時代錯誤である。だが駅構内の雰囲気が変わらないことに安心し、22年前の若かりし自分と入れ替わるような変な錯覚を覚える。それだけに私にとってバンコクの象徴的な場所である。

 タイ・バンコクからシンガポールまで南下するマレー鉄道の旅。当時のお決まりの定番中の定番ルートであったが、早朝走る列車から窓から見えた景色、乗り合わせた乗客との会話、地面直落下式のトイレ、今でも良い思い出である。フアランポーン駅はホームへの出入りが可能で、趣のある古い車両を見ることができる。それがタイ国営鉄道である。


【ほっつき歩く②】

 フアランポーン駅を出て、そのまま歩いてチャイナタウンへ向かおうとする。だが道がややこしい。中華街門へはどの道なのか。当時歩いた道はもちろん覚えていない。横断歩道が少ないので大回りする。地球の歩き方に付いている地図を見ていたら完全に道に迷っているはずだ。

 スマホを取り出し Google Map 上で現在地を確認しながら歩く。近頃の旅はGPS頼みか?当時はスマホもなければ Google Map も存在しない。紙の地図、看板、自分の方向感覚、第六感が頼りだった。迷い歩き、どこをどう歩いたのか記憶がない。ほっつき歩く。まあ、それが楽しかったわけだが。

 ワット・トライミット (วัดไตรมิตรวิทยารามวรวิหาร) を横に見ながら中華街門へ。バンコクのチャイナタウン、記憶にあるのは漢方薬と香辛料と排気ガスが混ざった強烈な匂い。当時、昼飯に入った通りの角にある小さな中華料理の店。牛肉青菜炒めが滅法うまかった。香辛料の風味からそれはおそらくタイ風中華であったはず。その後、それを超える牛肉青菜炒めに出会うことはない。

 さすが観光地だけあって、欧米人観光客が多い。行き交う観光客から日本語は聞こえてこない。韓国語は聞こえてくるのだが。まだ日本発3泊4日の企画パッケージツアーが再開していないのだろう。もっと雑多な雰囲気であったと思うが、バンコクのチャイナタウンってこんなんだったけ?半日ではとても周り切れない。滞在中にもう一度散策に来よう。

 雲吞(ワンタン)の文字に惹かれ、通り角の店で昼飯を取ることにした。だが雲吞湯(ワンタンスープ)を注文したらしく麵が入っていない。物足りないが追加で注文する気にもなれない。ほっつき歩いて、一緒に注文した甘いコーラがすごくうまく感じられた。ひっくるめて100バーツ、観光地価格なのであろう。

 近くに Loutus’s があるのを見つけた。明日から朝飯用の食パン、ヨーグルトなどの食料、部屋に備えつけがないティッシュペーパー、洗口液のリステリンなどの日用品を調達。「住んでる感」を感じるところだ。

 さすが有名スーパー、酒類の品揃いがよい。ビールを買って帰ろうとレジまで行ったが、残念ながら午後2時を過ぎていて、午後5時まで酒類を買うことができない。ところで「昼間の3時間・酒類買えないルール」になんの意味があるのだろうか。できることなら SINGHA を1ケースを抱えて日本に持って帰りたい。330ml × 24本分を持っての移動、預け入れ荷物の制限、帰国時の税関で支払う酒税(200円/L)と、どう考えても諦めざるを得ない。

 帰りはMRTのワット・マンコン (Wat Mangkon) から乗車し、Phetchaburi でARLの Makkasan に乗り換え、最寄りの Ramkhamhaeng へ。市内中心部から離れていると移動に時間を要する。次回、バンコクに滞在する時は静かで中心部に近い所で滞在先を探してみよう。チャイナタウン周辺が有力候補になりそうだ。

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